養育費はいくらが妥当か。

最高裁判所が、「養育費・婚姻費用算定表」を公表しています。

この算定表は、裁判所が採用している算定方法に基づいて作成されていて、簡易・迅速に養育費と婚姻費用の「相場」が分かります。

養育費は、子どもの人数や年齢によって、表が9つに分かれています。当てはまる表を使います。

縦軸で、養育費を支払う側の年収を、横軸で支払いを受ける側の年収を取ります

給与所得者の場合、源泉徴収票の「支払金額」(控除されていない金額)で年収を取ります。

自営業者の場合は、確定申告書の「課税される所得金額」で年収を取ります。

児童扶養手当や児童手当は子のための社会保障給付ですから,年収に含めません。

子の人数と年齢に従って使用する表を選択します。その権利者と義務者の収入欄を給与所得者か自営業者 かの区別に従って選びます。縦軸で義務者の年収額を探し, そこから右方向に線をのばし,横軸で権利者の年収額を探して上に線 をのばします。この二つの線が交差 する欄の金額が,義務者が負担すべき養育費の「相場」になります 。

表に書いてある金額は、支払う金額(支払いを受ける金額)の合計です。1人あたりの金額を知りたいときは、例えば子3人の表であれば、この金額を3で、子2人の表であれば、この金額を2で割ります。

その他細かい注意すべきこともありますし、それでは相手方にいくらで提案したらいいのかを迷うこともあると思います。

当事務所では、家庭裁判所書記官として数えきれない離婚のケースをみてきた行政書士が対応します。お気軽にお問合せください。

盛岡離婚相談センター

行政書士 若生徹也

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